人づてに聞いた某日記について

色々書いたんだがやっぱり消した
泣き崩れてる人間に手を差し伸べるのが人として正しいとは思うが、やっぱりそれじゃ何も解決しねぇ
結局俺自身も臭いものに蓋をしてきた結果、こうなっちまったんだしな
もうその場しのぎの反省やら自己嫌悪には辟易だ
これまでそれを何度繰り返してきたことか


真面目に説明しようとして揚げ足取られて煽られて、それを容認できるほど俺は人間出来ちゃいねぇ
言っておくがお前のことが嫌いだったから最後に言ったわけじゃない
嫌いだったらとっくにぶちまけて抜けてる。俺はそういう人間だ
だからこそ打ち明けるのは嫌だった。最後まで隠しとおしたかった


俺自身がそのことを知ったのはつい最近なんだよ
前々から嫌悪感を抱いてたわけじゃない。ただ、事実を知ったときどうしようもない失望感にとらわれた
だから面倒になって抜けたんだ。悲しい思いはしたくない、この言葉は本音だったんだよ
嫌いになる前に抜けたかった、いい思い出のまま去りたかったんだ


一時の感情の昂ぶりだとしても、あそこであの態度を出すことは俺にとってはありえない
あの時俺は、お前以上に失望したと思う
あの話は俺にとって、かなりの覚悟の要する話だったんだ
出来ることなら永遠に言いたくなかったよ
それを陳腐な言葉で一蹴されたとき、俺はもう終わったと思ったよ


それに、俺を遮断してる以上、自分の周りの人間に対する保身と弁明にしか思えないのが本音だ


あと、何か勘違いしてるようだが
ボス狩りが嫌でみんな抜けたんじゃねぇぞ
廃になっていったお前の性格の変わり様が嫌だったんだとさ
まぁ確かにいろんな意味で変わったしな


人の本音なんてそれぞれ各自が、ある程度汲み取るもんだ
100%全てをさらけ出してくれる人間なんて、生涯の伴侶でもありえない
人付き合いはそう簡単なもんじゃねぇんだよ
人を傷つけて、謝って許される場合と許されない場合がある
表面上はいつも通りでも、人の心ってのはうつろうもんだ


許す許さないの問題じゃねぇ
成長してくれ、と切に願う